今年の桜は例年になくきれいに咲きました。
おばた川の両岸にも、沢山のさくらが満開になって、年中・年長組がそれぞれ花見に出かけました。
川岸にはたんぽぽや見知らぬ花も咲いていて、子どもたちは大喜びで花摘み。
「先生〜、この花はなんの花?」 
たんぽぽの花の脇に、つるをもった小さな紫色のかわいい花を見つける。
「お部屋に戻ったら、植物図鑑で調べてみようか・・・」
それは、小さな刀のさやのような実をつける「ヤハズエンドウ(カラスエンドウ)」と言う名の花だった。ピーピー豆と呼んで、さやを折りピーピーと鳴らして遊んだ、大人にとっては懐かしい思い出の花。
さっそく、たんぽぽとカラスエンドウを綺麗に飾って机の上に・・・。
子どもたちの手で「さくら」「たんぽぽ」「からすのえんどう」「おばたがわでみつけたよ」と手書きのPOPも添えられて、素敵なデコレーションが完成する。
桜の花見→花摘みを楽しむ→図鑑でしらべる→お部屋を飾る→ひらがなの練習
「風が吹くとおけ屋が儲かる」の小咄(こばなし)ではないけれど、花見から始まってひらがなの練習までの思わぬ展開を、さりげなく楽しんでいる子どもたちと先生の姿がそこにあった。
机の上でワークブックを広げ、それを知的教育と呼んで持てはやす風潮の中で、日常生活の中に材料を見つけ、それを「学び」に結びつけるこの光景こそ、「知的教育」と呼ぶに相応(ふさわ)しいのではないだろうか? 
そんなことを思いながらシャッターを押した。
・・・そう言えば、この幼稚園では、ワークブックを使ってひらがなの練習をしている時間を見たことがないけれど、年長になったばかりのこの時期に、子どもたちは「ひらがな」を当たり前のように書いている!・・・

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